2011年1月12日水曜日

無縁社会

 「無縁社会時代の介護を考える」春日キスヨ著 という本を読んだ。目次は「中年の子を養い続ける親」「介護するシングル息子・娘の孤独」「子が頼る親の年金」「夫の親より自分の親を優先させた妻」「仲のよくない夫婦の老後」「息子夫婦と同居しても家庭内ひとり暮らし」というタイトル。どれも人事でないことばかり。
 私ごとになるが、昨年末は岐阜に住んでいる親が2回目の脳梗塞で倒れた。介護するのは60歳と56歳のシングル息子の2人。1人は定年退職したばかり。もう一人は数年前から、親の介護をしながら年金がもらえるまで働かず同居。母親が元気な内は、食事・洗濯は親の仕事であった。今は各自なんとかやっているが親が亡くなったらこの男達2人はどうなるのかと、遠く離れた地から心配だけしている自分がいる。
 解決策は「家族以外のつながりをいかにつくるか」「介護保険など社会資源をうまく使う」事だと痛感した。

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