二木氏は社会保障の研究者であるが、氏が呼んだ本で感銘を受けた言葉を紹介している。
以下、そのまま紹介する。
山田洋次(映画監督)「想像することでつながりたい 東日本大震災で、大きな悲劇の中にいる人たちに、僕が何を伝えたらいいのか分かりません。/中略/こんな時、自分たちに何ができるのかという声をよく聞きます。
それも大事だけど、被災した人たちの悲しみや苦しみを、僕たちはどれくらい想像できるのか。そのことがとても大事だと思うのです。現地の人たちの心の中をどれくらいイメージできるのか、自分に問いかけ、悩む。そこから何かが学び取れるのではないでしょうか。
もう一つ大事なのは、この大災害に、僕たちの政府がどう対応するのか、きちんと監視してゆくことです。原子力発電所の問題などで、きちんと情報が伝わってこないことが腹立たしいですが、国民として政府の動きをよく見て、問題ありと判断した時は、きちんと抗議の声をあげる。そうすることが、被災者への応援になると思います」
(「朝日新聞」2011年3月21日朝刊)。
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