2014年2月24日月曜日

学者語

  二木立氏の「私の好きな名言・警句」より紹介する
内田義彦(経済学者。1913-1989)「できるだけ、日常語を使って理解してみる。そして、日常語でどうしても理解できないことでも、なるほどこういう専門語を使えば分かるな、という経験を何度かつんだ時、はじめて専門語が専門語として、生きて来ると思います。/日常語で用が達せるかぎり、何も専門語を使う必要は全然ないのです。日常語だけではあいまいになって来るから、そこで(止むをえず)専門語を使う。/学者は、えてして必要でないところまで、いかめしい『学術語』を並べ立てるくせがありますが、あれは『学者語』であって『学術語』ではありません。学術語は必要だが、学者語はいらない』」(『内田義彦セレクション1 生きること 学ぶこと』藤原書店,2000,43-44,「生きるための学問」(初出は1985)。作家の大野更紗氏が、「読売新聞」2013121日朝刊の「本よみうり堂 託し伝える言葉」で、ゴチック部分を引用)。二木コメント-私は、院生や学生に対して、「読みやすく分かりやすい」レポート・論文を書くよう指導しているので、大いに共感しました。
 
 
 私も「学者語」は嫌いです。

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