2013年4月8日月曜日

沖縄のメディア


 何度か紹介しているが、東洋経済の佐藤優氏「知の技法」は面白い。沖縄のことを知るには、「琉球新報」「沖縄タイムズ」を読むべきだと言っている。両紙は英語版も充実していて、外国のインテリジェンスもよく読んでいるという。そのことを知らないと以下のような発言が出てくる。以下、紹介する。

沖縄のメディアは移設反対をあおっているか?
東京の政治エリート(国会議員や官僚)には、「普天間飛行場の移設先とされた辺野古の住民など圧倒的大多数の沖縄県民は、移設を歓迎か容認しているにもかかわらず、琉球新報、沖縄タイムスをはじめとする沖縄のメディアが、反対をあおっている」という現状認識をしている人が意外に多い。
326日に自民党の国防部会で小池百合子元防衛相がこう述べた。「沖縄の先生方が何と戦っているかというと、(米軍普天間飛行場の県内移設に反対する)沖縄のメディアなんですよ。今日はこちらに地元メディアもいると思うが、しかしながら、あれと戦って今回のご当選をされてきたということは、むしろ沖縄のメディアの言っていることが本当に県民をすべて代表しているとは、私ははっきり言って思いません。これからも堂々と地元と国会議月としての役割を果たして頂けるように後押しをさせていただきたい。」(326日朝日新聞デジタル)
沖縄選出の自民党国会議員は米海兵隊普天間飛行場の県外移設を公約、それで当選した事実を小池氏は認識していないようだ。小池氏の現状認識で政府が沖縄に対応すると、近未来に深刻な事態が生じる。
こんなレベルの国会議員が堂々と発言している自民党は底が知れている。まさに深刻な事態が生じるかも知れない。

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