2013年8月30日金曜日

オリバー・ストーン


  米国の映画監督オリバ-・ストーン氏がこの夏、広島、長崎を初めて訪問しました。両市で開催された原水爆禁止世界大会(3-9日)に参加し、分科会や全体集会で講演。
その内容が「平和新聞」の8月25日号に載った。一部を紹介する。
   「『原爆投下は正しかった』との言説は、米国がつくった神話だ」と訴えます。
   「歴史を学ぶことこそが、過去の過ちを決して将来に繰り返さない道です」と繰り返し強調してきました。
   9日の閉会総会では、青年から「若い世代に平和や核兵器への関心を広げるためにどう訴えたらよいか」と質問され、「真実を伝えるべき」と答えました。
   「どんなに残酷に見えても、真実そのものを知らせるべきだと思います。戦争の本当の姿は残酷だったのですから。『黒い雨』(令村昌平監督)や黒澤明監督の『八月の狂詩曲(ラプソディー)』といった映画や、『はだしのゲン』のようなマンガを使うのもいいと思います。本当の姿こそが、人々の心を揺り動かすと思います」
   同時に、日本によるアジア諸国への侵略の歴史も忘れてはならないと強調します。「安倍首相は非常に右翼的で危険な人物だと思う」と述べ、原発推進の姿勢について「まるで日本は広島、長崎から何も学んでいないかのようです」と語りました。
   オリバー・ストーン映画監督のようなアメリカ人がいることは非常に心強い。われわれ日本人も歴史に学び、「怒る」ことを忘れてはならない。

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